[メイン2]
GMアイシャ :
OP 3『もう助からん。特殊詐欺の力に侵食された者は存在そのものが消える 』
登場:FHのHO2
[メイン2] サムライソード : 0+1d10 登場/リザレクト (0+1D10) > 0+7[7] > 7
[メイン2] サムライソード : あっやべ
[メイン2] GMアイシャ : 🌈
[メイン2]
GMアイシャ :
ある日、キミの元へ一通のメールが届く。
コードウィル博士やプランナー等からのメールであり、内容は「FHセルによる自身の名前を騙った架空請求が横行している」という注意喚起だ。
意外とチルドレンを中心に被害が広がっているらしく、総額は結構なものになるらしい。
[メイン2] サムライソード : 「詐欺だぁ?」
[メイン2]
GMアイシャ :
…まさか自分のセルや知り合いに引っかかる人間はいないだろう。そう思っていたキミの前に一人のエージェントが通りかかる。
浮かない顔をしたFHの春日だ。
[メイン2]
サムライソード :
「何だ、そんなもん……」
こちとら詐欺なんてかける側だ、実家のシノギでな……そんなのに引っかかるマヌケは流石にここには……
[メイン2]
サムライソード :
「……」
いたな、一人。
[メイン2]
春日 :
「くそっ何て日だ!」
苛立ちながら歩いている
[メイン2] 春日 : 「こんなちゃちな詐欺に私が引っかかるとは!」
[メイン2]
サムライソード :
「……よう、“ディアボロス”」
「その様子だとお前は俺の眼鏡通りマヌケだったようだな」
[メイン2]
春日 :
「!」
「お前は!」
[メイン2]
春日 :
「いや…丁度いい…!」
「“依頼“がある!」
[メイン2] サムライソード : (お前マスターエージェントなのに顔パッとしないから頭部だけはずっと変身させとけというお達しでずーっと顔だけ物騒な男)
[メイン2] サムライソード : 「……まあ大体察しはつく」
[メイン2] 春日 : 「最近のメールでの詐欺を知ってるか?」
[メイン2] サムライソード : 「……ああ。あの古典的な?」
[メイン2] 春日 : 「ああ。そうだ」
[メイン2] 春日 : 「あの詐欺で我らFHも被害がデカい」
[メイン2] サムライソード : 「えっ」
[メイン2] 春日 : 「どうもうちのチルドレン達にも被害が」
[メイン2]
サムライソード :
「……嘘だろ?」
「一応ワルをやってる奴らがあんなチャチな詐欺に?」
[メイン2]
春日 :
「ああ」
「コードウェル博士やマスターエージェント等の上級の名前を使ってるからな…」
[メイン2] サムライソード : 「……マジか……」
[メイン2] サムライソード : 「爺ちゃんが聞けば笑うぜ」
[メイン2] 春日 : 「そちらのセルはまだ被害が出てないのは幸いだった」
[メイン2] サムライソード : 「ハッ、オレの近くにはそんなマヌケはいねえよ」
[メイン2] サムライソード : 「……まさかオレの名前を使ってるメールもあるのか……?いやまさか……」
[メイン2]
春日 :
「まだ未確認だがもしかしたらだな…」
「下手したらUGNに名前が漏洩する可能性があるから対処を依頼したい」
[メイン2]
サムライソード :
「仕方ねえ……」
「マヌケの尻拭いは好きじゃないんだがな」
[メイン2] 春日 : 「人員も好きに使ってもいい」
[メイン2]
サムライソード :
「そうか、太っ腹なことだ」
「ま、ケリつけといてやるよ」
[メイン2] 春日 : 「近くに他のセルがあるから暇してる奴がいたら声をかけてもいいな」
[メイン2]
サムライソード :
「……なるほどな」
「ま、そう多くないことを祈るぜ、騙されたようなマヌケがな」
[メイン2]
春日 :
「報酬も追々連絡する」
「頼んだぞ」
[メイン2] サムライソード : 「任せとけよ」
[メイン2]
GMアイシャ :
[メイン2]
GMアイシャ :
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ : middle『カス』 登場:戸籍の無い皆さん
[メイン2] トゥエンティ : 44+1d10 登場/リザレクト (44+1D10) > 44+6[6] > 50
[メイン2] レオパルト : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+5[5] > 41
[メイン2] サムライソード : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+1[1] > 43
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ : ─────そうして、なんやかんやありまして。
[メイン2]
トゥエンティ :
もう使われていない、古びたバーにて。
妖しく光る、紫色の光源だけが、薄暗く広がる。
クッソ湿っぽい、誇りっぽい場所にて。
[メイン2] トゥエンティ : その中央に、ホワイドボードが置かれ、こう書かれていた。
[メイン2] トゥエンティ : 『被害者の会』
[メイン2] トゥエンティ : 「─────というわけなのでぇ」
[メイン2]
トゥエンティ :
「マスターエージェントのサムライソード!
……これは、FHの威信を取り戻す戦いとなァァアアるゥ!!!」
[メイン2] サムライソード : 「ようカスども」
[メイン2]
トゥエンティ :
「是非とも、手を貸してほしいんですよ
─────いや、"美しい"刃にね☆」
[メイン2]
サムライソード :
FH会 マスターエージェント
“マスターソード”サムライソード
(龍が如く風書き文字)
[メイン2]
トゥエンティ :
「カスじゃないもんねー♪」
ねー!とレオパルトちゃんに首を傾げニッコリ。
[メイン2]
トゥエンティ :
変態怪盗 トゥエンティ
本名:不詳
(龍が如く風書き文字)
[メイン2]
レオパルト :
「いや…カスはみんな一緒でしょ
いやアタシはカスじゃないけど」
[メイン2] トゥエンティ : 「いやいやいや……ボクは"美しい"から違うけど?」
[メイン2]
レオパルト :
Tバック少女 レオパルト
職業 中学生
[メイン2] サムライソード : 「テロリストのくせに詐欺に引っかかるマヌケがカスじゃなくてなんだ」
[メイン2]
トゥエンティ :
「キィィィィイイイイイイイイイイイッ!!!
騙されたのは事実だからクソむかちゅくッッッ!!!」
ハンカチを取り出して食いしばる。
[メイン2]
レオパルト :
「なにおう!送り主がうてなちゃん騙ってなきゃ引っかからないし!」
嘘である。まず間違いなく引っかかる
[メイン2] トゥエンティ : 「そーそーそー!てゆーかぁ」
[メイン2] トゥエンティ : 「ボクだって、アルセーヌ様の名を騙られたわけだしぃ?」
[メイン2] トゥエンティ : 古びた椅子に座り、脚を組みながら。
[メイン2] サムライソード : 「馬鹿どもが……」
[メイン2] トゥエンティ : 「情報によると、あのコードウェル博士の名すらも使ってんでしょ?」
[メイン2]
トゥエンティ :
そして、黒い手袋を装着した手を掲げると
─────そこから、魔法のように、1枚のカードが出現する。
[メイン2]
レオパルト :
「こうなるともう…アレだ
相手が一枚上手だった。それは認める」
内容自体は簡単な詐欺に引っかかったのに
[メイン2]
トゥエンティ :
「クソムカつくのは事実として─────そう」
パチン。とレオパルトに指パッチン。
[メイン2]
トゥエンティ :
「並みのFH構成員なら、こんな"馬鹿"げたことはしない
それは、君らも分かるっしょ?」
[メイン2]
サムライソード :
「はぁ……それとこれとは話が別だろ……」
「手口は単純で古典的なヤツだろ、爺ちゃんが聞けば笑うぜ」
[メイン2]
トゥエンティ :
「なんせ、上司の名を騙って自分だけウハウハだなんて
命知らずにも程があるっしょ」
[メイン2]
トゥエンティ :
「ふぅ~ん?」
脚を組み替え、じろりとサムライソードの方を向き
[メイン2]
レオパルト :
「そうだね。
こんなことやるってこたァ…相当のタマだよ」
[メイン2] トゥエンティ : 「FHは、レネゲイドの出力に限りが無い。」
[メイン2] トゥエンティ : 「─────しかし、この騒動が始まってもなお」
[メイン2] トゥエンティ : 「未だに、その首謀が捕まったという報告が無い」
[メイン2]
トゥエンティ :
「これが意味すること、分かってるん?」
嘲笑するような顔で。
[メイン2]
レオパルト :
「わかるっしょ? 相手はマジでヤバイやつなんだ
じゃなきゃアタシも引っかからないし」
まだ言う
[メイン2] サムライソード : 「この組織全体がマヌケってことだろ」
[メイン2] トゥエンティ : 「ば~か」
[メイン2] トゥエンティ : 「マヌケならとっくにUGNに滅ぼされてるってーの」
[メイン2] サムライソード : 「UGNもマヌケなんじゃねーの」
[メイン2]
トゥエンティ :
「じゃ、そういうことにしといて、ボクら全員おマヌケだったことで」
へらへらと笑いながら。
[メイン2] サムライソード : 「第一、“凄いヤツ”がやってるとして、その凄いヤツがこんなチャチなやり方しか思いつかないようなら程度が知れるな」
[メイン2] トゥエンティ : 「そうかい?」
[メイン2] トゥエンティ : 「力の無い者は、"工夫"をする」
[メイン2]
トゥエンティ :
「己の力を弁えているからこそ、己が場所を知らされないように
わる~いことするなら、絶対に角の立たないように……ネ♪」
[メイン2] サムライソード : 「セコいやつのセコいやり方ってことか」
[メイン2]
トゥエンティ :
「それをせずに、君の言うように"典型的"な詐欺を
こうも続けている、そして現時点でも捕まらずにいる」
[メイン2]
トゥエンティ :
「よっぽど腕に自信あるって見る方が
少なくとも─────」
[メイン2] トゥエンティ : ─────月光に、トゥエンティの目が妖しく照らされ。
[メイン2]
トゥエンティ :
「この業界で生きていく上では、重要な考えっしょ
……敵を甘く見るもんは、いつか足元救われるもんよ♪」
[メイン2]
サムライソード :
「……ま、騙された言い訳はそこまででいいとして」
「少なくともオレたちの名前を引っ張り出してきてる辺りその辺のドチンピラじゃねえよな」
[メイン2] トゥエンティ : へらへらと笑いながら、そーそ、と相槌。
[メイン2]
レオパルト :
「そーだよねー
あれだけの名前知ってて捕まってないってのがマージ不気味ぃ」
[メイン2] レオパルト : 「情報どうなってんのさ。外に漏れてるってわけじゃないんでしょ?」
[メイン2]
トゥエンティ :
「お、いい着目点だねぇレオパルトちゃん~」
へらへら。
[メイン2]
トゥエンティ :
「実際、ボクらの情報が漏らされてるくらいには
あちらさん、セキュリティを破る力を持ってるってことだし
……とりあえずこっちもこっちで、まず現状を把握する必要があるね」
[メイン2]
トゥエンティ :
「戦うなら、"美しく"─────ネ♪」
ウインクをし。
[メイン2] トゥエンティ : 脚を組み替えながら。
[メイン2]
サムライソード :
「こちとら尻拭いする側だ」
「あまり大層な迷惑かけんじゃねえぞ」
[メイン2]
トゥエンティ :
「さ・て・と、まずは敵さんの力を改めて把握するのが一番っしょ」
画面にヒビの入った端末を取り出し。
[メイン2]
トゥエンティ :
「へいへ~い」
適当な返事。
[メイン2]
レオパルト :
「わーってるよ。
うてなちゃんの名汚された以上スマートに終わらせなきゃ可愛くないし」
[メイン2]
レオパルト :
「ってわけで、どこのどんな奴なのかなぁ~?」
怖い笑みを浮かべる
[メイン2] トゥエンティ : ニヤリと笑い─────。
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ : ・FHセルのアジトについて 情報≪裏社会≫9
[メイン2] トゥエンティ : (1+0)dx>=9 〈情報:裏社会〉 (1DX10>=9) > 3[3] > 3 > 失敗
[メイン2] トゥエンティ : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+1[1] > 51
[メイン2] GMアイシャ : 🌈
[メイン2] トゥエンティ : (1+0)dx>=9 〈情報:裏社会〉 (1DX10>=9) > 7[7] > 7 > 失敗
[メイン2] トゥエンティ : 51+1d10 登場/リザレクト (51+1D10) > 51+5[5] > 56
[メイン2] トゥエンティ : (1+0)dx>=9 〈情報:裏社会〉 (1DX10>=9) > 1[1] > 0 (ファンブル) > 失敗
[メイン2] トゥエンティ : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+7[7] > 63
[メイン2] トゥエンティ : (1+1)dx>=9 〈情報:裏社会〉 (2DX10>=9) > 4[3,4] > 4 > 失敗
[メイン2] トゥエンティ : 63+1d10 登場/リザレクト (63+1D10) > 63+6[6] > 69
[メイン2] トゥエンティ : (1+1)dx>=9 〈情報:裏社会〉 (2DX10>=9) > 8[5,8] > 8 > 失敗
[メイン2] トゥエンティ : 財産P1消費ィ~~~~~~~~~!!
[メイン2] GMアイシャ : !
[メイン2]
GMアイシャ :
・詐欺集団のアジトについて 情報≪裏社会≫9
詐欺集団のアジトはどうやら隣街の廃工場のようだ。
バロールとオルクスの能力で使われていないように偽装されているため、中は迷路のようになっている。
もし入口を見つける場合、≪知覚≫による判定が必要になるだろう。
兵力は不明
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2]
トゥエンティ :
「─────チッ、やっぱりな
……ウチんとこのツテ使って捜索したけど
得られた情報は、これっぽっち」
[メイン2] サムライソード : 「……結構分かりやすい位置にあるじゃねえか、アジト……」
[メイン2]
トゥエンティ :
トゥウェンティは、セルリーダーと務めている立場もあり
他セルとの繋がりも保有する。
しかし─────得られた内容と言えば、これだけ。
[メイン2] レオパルト : 「情報セキュリティも相当だったじゃん…なのにこれだけ、かぁ…」
[メイン2] トゥエンティ : 「肝心の兵力がわかんないのは……ぶっちゃけるとキツいね」
[メイン2] トゥエンティ : そ。とレオパルトに頷き。
[メイン2] トゥエンティ : 頭を少し搔きながら。
[メイン2] トゥエンティ : 「……さーて、レオパルトちゃんは、この情報の意味、分かるかな?」
[メイン2] トゥエンティ : 「居場所程度なら、多分他エージェントでも入手できる」
[メイン2] トゥエンティ : 「首謀もここにいる」
[メイン2] トゥエンティ : 「─────でも、まだ"未解決"」
[メイン2]
レオパルト :
「ん~~~~~~」
「ってことは~…それだけ敵が”強い”ってこと?」
[メイン2] サムライソード : 「……放置されてたんじゃねえの?」
[メイン2] トゥエンティ : 「そう、むしろこれって、あれじゃな~い?」
[メイン2]
トゥエンティ :
「─────まんまとおびき寄せられたカモを釣るための、罠♪」
レオパルトに指パッチン。
[メイン2]
レオパルト :
「なーーーるほどね
迷路になってる…っつーことは中はレネゲイドの罠だらけ」
[メイン2] トゥエンティ : 「そういうこと」
[メイン2] トゥエンティ : 「……となると、この戦力だけで向かうのは……ちょっくら、ね」
[メイン2]
サムライソード :
「へえ……撒き餌ってわけか」
「……ん?隣町の工場ォ?」
[メイン2] トゥエンティ : 肩を竦めながら、ニヤリと笑い。
[メイン2] トゥエンティ : 「さてさて、ちょうどUGNも騙されてるらしいじゃん?」
[メイン2]
トゥエンティ :
「ここで問題、ボクの取る選択は、な~んだ」
とても悪いお顔。
[メイン2] サムライソード : 「……意外とセコイことを考えるな」
[メイン2] レオパルト : 「UGNを騙しちゃおうって?」
[メイン2]
トゥエンティ :
テロリスト
「あははははは!ボクら、"FH"だしね~~~」
[メイン2] トゥエンティ : 「……ま、とは言えど……UGNを騙すにも、ちょ~っと危険っちゃ危険」
[メイン2]
サムライソード :
「屑野郎が」
ある意味褒め言葉
[メイン2]
レオパルト :
「いいねいいね」
ニヤニヤ笑いつつ
[メイン2]
トゥエンティ :
「何せ、あちらさんに喧嘩売るような下手を打てば
ボクらもどうなるか分かったもんじゃないしねぇ
……最近、UGNは勢力を伸ばしつつある」
[メイン2] トゥエンティ : 「ま、ここは一つ……」
[メイン2] トゥエンティ : 「商談かな」
[メイン2] レオパルト : 「商談…?」
[メイン2] トゥエンティ : 「そ、あちらさんも困り果ててるところだろうからね」
[メイン2]
トゥエンティ :
「噂によれば、霧谷氏の名すらも使っているだとか!
となれば、向こうもそれ相応の戦力を出してきてると思うし~」
[メイン2] トゥエンティ : 「win-winのお話に持っていきつつ……」
[メイン2] トゥエンティ : 脚を組み替え。ニヤリと悪いお顔。
[メイン2] トゥエンティ : 「こっちが得するお話に、持っていっちゃお♪」
[メイン2] レオパルト : 「ワルだね~~。アタシも乗った!」
[メイン2] トゥエンティ : 「アハハハハハハハハ!!いいねぇ!!」
[メイン2]
サムライソード :
「騙された奴らが騙す側に回るか」
「負の連鎖だな」
[メイン2] サムライソード : 「……にしても隣町の工場…………確か、爺ちゃんが……ま、いいか……」
[メイン2]
トゥエンティ :
膝を叩き、ゲラゲラと笑いながらも。
─────美しく立ち回る怪盗の、華麗なる物語が!
……始まる?いや始まると信じよう。
[メイン2] トゥエンティ : ダニはダニなりに
[メイン2] トゥエンティ : 生きてるんです。
[メイン2] トゥエンティ : みじめに。
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ : middle『美しさとは?』 登場:任意
[メイン2] トゥエンティ : 69+1d10 登場/リザレクト (69+1D10) > 69+5[5] > 74
[メイン2] キャロル : 1d10 (1D10) > 6
[メイン2] エアリアル : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+9[9] > 65
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2]
トゥエンティ :
ここは、とある街の喫茶店。
表通りに面した、寛げるスペースのある、日当たりの良い休憩所。
[メイン2]
トゥエンティ :
人通りも多い。
多くの"日常"が紡がれる中─────。
[メイン2] トゥエンティ : 「いやぁ、大変ですねぇ」
[メイン2] トゥエンティ : 「お互い」
[メイン2]
トゥエンティ :
へらへらと笑いながら、チェアに凭れ掛かり
コーヒー(店で一番安いやつを買っている)を飲んでいる。
[メイン2] トゥエンティ : ギィィ、と凭れる音─────その背後には。
[メイン2]
エアリアル :
「……えっ?」
振り返る
[メイン2] トゥエンティ : にこっ、とチャーミングで美しいお顔☆
[メイン2]
エアリアル :
「……あの~、どこかでお会いしましたっけ?」
さっきの話に対し
[メイン2] トゥエンティ : 黒い手袋をはめた手で、ふりふりと手を振る。
[メイン2]
トゥエンティ :
「ちゃお☆ん~、そうねぇ」
己の顎に指を置き、少し上を向きながら。
[メイン2]
キャロル :
紅茶を啜りながら、振り向かずに鼻を鳴らして
返事をする
[メイン2] トゥエンティ : 「……そちらのお嬢ちゃんなら、知ってるんじゃな~い?」
[メイン2] トゥエンティ : 脚を組み替え、優雅に、美しくコーヒーを(ちびちびと)飲む
[メイン2] トゥエンティ : 碧眼が、もう一人の金髪へと向かれる。
[メイン2]
エアリアル :
「キャロルさんの知り合いですか?」
キャロルに顔を向ける
[メイン2] キャロル : 振り向かないまま、言葉を発する
[メイン2] キャロル : 「あー……まあ、なんだ」
[メイン2] キャロル : 「エージェントだ」
[メイン2] キャロル : 「───FHの、な」
[メイン2] トゥエンティ : ニタリと笑い。
[メイン2] エアリアル : 「……えっ」
[メイン2] エアリアル : 「……えええええっ!!?」
[メイン2]
トゥエンティ :
─────シュンッ!
二人の背に座る男が、腕を勢いよく掲げるや否や。
[メイン2]
トゥエンティ :
トン。
二人の座るテーブルへ、1枚のカードが刺さる。
[メイン2] トゥエンティ : トランプの、JOKER。
[メイン2] トゥエンティ : 「そういうこと♪」
[メイン2] エアリアル : 「ヒィイ!!」投げられたトランプにビビる
[メイン2]
キャロル :
仕切りの後ろにいる男の事を完全に悟ってはいなかったが
それは向こうも同じだろう
[メイン2]
キャロル :
「……まあ、そう驚くな」
トランプのカードを手に取って
[メイン2]
トゥエンティ :
「─────さて、そっちのお嬢ちゃん?
ここは、みーんなの目がある場所だから」
[メイン2]
トゥエンティ :
「SECRET♪」
口元に指を立て、しーっ……と。
[メイン2]
トゥエンティ :
クッソキッショイが、事実である。
トゥエンティは、余裕を醸し出しているのだが。
[メイン2] エアリアル : 「は…はい…」
[メイン2] トゥエンティ : ここでもしも、荒事となった場合……。
[メイン2] トゥエンティ : 一番困るのは誰か?
[メイン2] トゥエンティ : 一般人?UGN?それもある。
[メイン2] トゥエンティ : ─────このカスも、すごい困る。
[メイン2] キャロル : 「フッ…………」
[メイン2]
トゥエンティ :
「まぁ、ボクもね、"例の件"でちょ~っと……
……"美しくない"ことになっちゃってね」
[メイン2] トゥエンティ : 脚を組み替え。
[メイン2] トゥエンティ : 「そちらのご機嫌はいかがかい?」
[メイン2]
キャロル :
なのでこちらも余裕を持つ……フリはしないといけない!
何かあると当たり前だがこちらも困るのだ。
[メイン2]
トゥエンティ :
すごい言葉を選ぶカス。
美しさを保ちながらも、なんとか逆鱗に触れないようにしてる。
[メイン2]
エアリアル :
「例の件…」
それって…!
[メイン2] キャロル : 「機嫌ね」
[メイン2]
トゥエンティ :
もしも自身の警戒レベルが上がり、日々行う
華麗で美しい怪盗の活動に、支障が来たせば………?
[メイン2] トゥエンティ : ……美しくない選択だね!それは!
[メイン2] キャロル : 「そう尋ねると言う事は、そちらも同じなのかな?」
[メイン2]
トゥエンティ :
「アハハハ!それがもう、ね
……何せ、コードウェル博士のみならず、あらゆる
"リーダー"の名前も騙られてて、ね」
[メイン2] トゥエンティ : 「どこで入手したのやらって感じよねぇ?」
[メイン2]
トゥエンティ :
ちびちびとコーヒーを飲む。
実は、コーヒー代も馬鹿にならない。
[メイン2] キャロル : 「情報文化の発展による弊害だな」
[メイン2]
エアリアル :
「は…はあ」
確かに、といった表情で
[メイン2]
キャロル :
余裕を出しつつ、その内心ではアドバンテージを常に握る為に脳を回転させる
なんとかして『向こうの口』から協力を引き出せるなら───
[メイン2] エアリアル : 「お金…取られちゃったんですね」
[メイン2] トゥエンティ : 同じく、余裕を出しつつ、その内心ではアドバンテージを常に握る為に脳を回転させながら
[メイン2] トゥエンティ : 「……………………」
[メイン2]
トゥエンティ :
う、美しくない、これを、答えたら。
………で、でも、ここで意地を張ったとして
先の交渉が、上手くいくはずが……ないッ!!
[メイン2] トゥエンティ : 「…………………ウン」
[メイン2] トゥエンティ : すっごい小声で。
[メイン2]
キャロル :
「今肯定したぞ。その通りみたいだ」
エアリアルと、後頑張ればトゥエンティにも聞こえるように小声で
[メイン2] エアリアル : 「私も、早とちりしちゃって…」
[メイン2] キャロル : ん……?
[メイン2]
トゥエンティ :
「 」
白目。美しくないこの現状に、吐きそうになっている。
[メイン2]
キャロル :
「待て待てそこまで言わなくていい」
そのまま小声で
[メイン2]
エアリアル :
「…えっ、あっすいません…」
またやってしまったと罰が悪そうに
[メイン2]
トゥエンティ :
「………」
なるほどね、頭の回る子だ……これは、そうなると。
[メイン2] トゥエンティ : "騙す"には骨がいるね?
[メイン2] トゥエンティ : 「………さて、"ボクら"は」
[メイン2] トゥエンティ : FH、とは言わずに。
[メイン2]
トゥエンティ :
「既にアジトの場所を知っている
……同じ傘の下にいるんだ、当然と言えば当然だろう?」
[メイン2]
キャロル :
複数人。お仲間か、或いは同じように被害を受けたものを集めたのか。
[メイン2]
トゥエンティ :
「しかし─────情報を得るのは、少し厳しかったくらいで
手に入れること自体は、"ボクら"なら可能も可能」
[メイン2] キャロル : 顔は振り向かないが、その目は細めて
[メイン2] トゥエンティ : 「……でも、"解決"は、していない」
[メイン2] エアリアル : 「あれ…?これってFH絡みの事件だったんですか…?FHでも取られてるのに…」
[メイン2] トゥエンティ : 「しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
[メイン2] トゥエンティ : 勢いよく立ち上がり、エアリアルの方へ飛び出し、口元に指を立てる。
[メイン2] エアリアル : 「ヒッ…!は、はいいい…」
[メイン2] キャロル : 「…………同士で対立することはよくある事だ」
[メイン2]
トゥエンティ :
あ、まずい❤
一般人にめっちゃ見られた❤
[メイン2] トゥエンティ : 「……コ、コホン、失礼!少し美しくないところを見せてしまったね?」
[メイン2]
トゥエンティ :
襟を正し、優雅に席へと座る。
脚を組み、美しく。
[メイン2]
エアリアル :
「は…はあ…?」
なんか…この人の事がよく分からない…
[メイン2]
トゥエンティ :
「……さて、ここからが本題
……もうこの時点でも、戦力なら送られているはずだろう」
[メイン2] トゥエンティ : 「でも"未解決"─────その意味は、分かるかい?」
[メイン2] キャロル : 「ほう……」
[メイン2] エアリアル : 「……」
[メイン2] エアリアル : 「………?」分かってなかった
[メイン2] トゥエンティ : 「……」
[メイン2] トゥエンティ : 「………?」
[メイン2] トゥエンティ : あれ、返事が来ないぞ?
[メイン2] キャロル : 「成る程」
[メイン2] トゥエンティ : あ、分かってくれた!
[メイン2] トゥエンティ : 「……ふふ、聡明な君達なら、分かってくれると思ったよ」
[メイン2]
トゥエンティ :
ちび……ちび……コーヒーを飲む。
あ……❤もう無くなりそう❤
[メイン2]
キャロル :
「……あっ」
[メイン2] キャロル : 500円硬貨をわざと落として、しかもそれがトゥエンティに向かって行くように仕向ける
[メイン2] トゥエンティ : 「とうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
[メイン2] トゥエンティ : キッショいくらい素早く、硬貨を拾う。
[メイン2] トゥエンティ : 「…………………」
[メイン2] トゥエンティ : 無言のまま、じわじわと、自分の席に戻る。
[メイン2] トゥエンティ : ……貴重な貴重な500円硬貨は、胸ポケットに入れておいて。
[メイン2]
キャロル :
これ使って次のコーヒー代にしたら?と言いた気な
いわゆる精神の屈服狙いかもしれない。
[メイン2]
トゥエンティ :
…………救われた。
これでボクは、1週間食える。
[メイン2] トゥエンティ : …………負けたッッッッ!!!!
[メイン2]
エアリアル :
「えっ……」
大の大人が目の前で堂々と小銭ネコババする光景を引き気味に少女は見ていた
[メイン2]
トゥエンティ :
な、なんという……"美しさ"!!!
敵であるというのにも関わらず、さりげない……優しさッッ!!!
[メイン2] トゥエンティ : ぐッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!
[メイン2] トゥエンティ : 二人に背を向けて座りながら。
[メイン2] トゥエンティ : 唇を思いっきり噛みしめて、悔しがる。
[メイン2]
キャロル :
勝った……。後はそのまま此方で上手く聞き出して利用するだけだ
情報を実は知っている風に装い……アジトの場を突き止め……後はそのまま終わらせにかかる
と、紅茶を飲みながら軽く笑みを浮かべていると……
[メイン2]
エアリアル :
「あ…あの~…」
彼女は分かっていた、FHは無法者の集まりで自分のやりたい事を優先すると
[メイン2] エアリアル : ……いや、それでも
[メイン2]
トゥエンティ :
「!?……お、おっと、なんだい?」
ビクゥッ!?と体が跳ねつつも、なんとか
なんとか最後の美しさを保ちながら。
[メイン2]
エアリアル :
「そういうのは良くないと思います…よ?」
今回のこの場面、言わざる負えなかったのだ
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ : 「─────あ」
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ :
[メイン2] トゥエンティ : 心が砕ける音。
[メイン2] トゥエンティ : 「…………………………………………………………………………………………」
[メイン2]
トゥエンティ :
………ボクは、ボクは……!!!人々に美しいと言わしめる!!
怪盗なんだッッッッ………!!!!な、なのに、なのに……!?
[メイン2]
トゥエンティ :
と、年端も行かぬ少女に…………
ボクの、行いを……宥められた………………???
[メイン2]
トゥエンティ :
アッ、アッ、アッ、アッ………。
ボクの、美しさという、アイデンティティが、死─────。
[メイン2]
トゥエンティ :
「……………」
ごくりっ。
カップに残る、最後のコーヒーを飲み干し。
[メイン2] トゥエンティ : ゆっくりと腕を掲げると。
[メイン2]
トゥエンティ :
パチン。指パッチン。
─────すると、二人の座るテーブルに、一枚の紙が出現する。
[メイン2] トゥエンティ : 「………おっと、少し手が滑ってしまったようだね?」
[メイン2]
トゥエンティ :
ニヤリと笑い、脚を組む。
………最後の最後の最後に、己なりの"美しさ"を貫く。
[メイン2]
キャロル :
「……」
それを見て
[メイン2] エアリアル : 紙の落ちる音に、振り向く
[メイン2] トゥエンティ : ─────そこには、アジトの居場所が書かれていた。
[メイン2] キャロル : 「キザな奴め」
[メイン2] エアリアル : 「えっ…!?これって…!」
[メイン2] トゥエンティ : 「あはっ」
[メイン2]
トゥエンティ :
「………さぁ、どうだか、行ってみなくちゃあ分からない
罠かもしれないし……ね?」
[メイン2] キャロル : そのまま振り向いて
[メイン2]
エアリアル :
「……あのっ!」
トゥエンティの方を向き
[メイン2] トゥエンティ : 「……ん~~?」
[メイン2]
エアリアル :
「ありがとう、ございます!」
感謝を伝える
[メイン2]
トゥエンティ :
振り返らない。
ダニなりの、ゴミみたいな見栄。
[メイン2] トゥエンティ : 「……………………………」
[メイン2]
キャロル :
「……それは言わなくてもいいと思うけどな」
FHに感謝はしなくてもいいだろうと言う、釘だけ刺しておきながら
[メイン2] トゥエンティ : 「……………ははは」
[メイン2] トゥエンティ : ……最後の最後で、美しさバトルに勝ったと思ったのに。
[メイン2] キャロル : そのまま元の方向を向き直して
[メイン2] トゥエンティ : これだよ。
[メイン2] トゥエンティ : 「─────完敗だ」
[メイン2]
トゥエンティ :
あーあ……売れば何千万……いや、億も下らない代物が
アジトに眠っているっていうのに。
……まぁ、でも。
[メイン2]
キャロル :
「ハッ」
鼻で笑う。
[メイン2] トゥエンティ : そいつは、ボクよりも"美しい"者が手にした方がいいに決まってる。
[メイン2] トゥエンティ : これだからUGNは、嫌いなんだ。
[メイン2] トゥエンティ : ゴミ溜めで、お山の大将してるボクが、一番みじめになるんだ。
[メイン2] キャロル : いやいや、最後の最後までは負けないだろお前。
[メイン2] キャロル : 下手な意地などではない、確固たる美学がありそれに則ってる以上はな。
[メイン2] トゥエンティ : 腕を上げ、ひらひらとさせながら。
[メイン2] : パチン。
[メイン2] : ─────音と共に、雑踏の中に消えた。
[メイン2]
キャロル :
「飲み物、飲み終えたか?」
その音を聞き届けた後、エアリアルに尋ねる
[メイン2] エアリアル : 「あっ、はい!大丈夫です!」
[メイン2] キャロル : 「だったらそうだな、急ぐとしようか」
[メイン2]
エアリアル :
「はい!行きましょう!」
情報
託された ”想い”を胸に、準備は万端だ
[メイン2]
キャロル :
「ああ」
あくまでも冷淡に、落ち着いた様子で返事をし
先程投げられたカードを改めて持ち
[メイン2] キャロル : 「"これ"と情報はありがたくもらっておくとするよ」
[メイン2] キャロル : 趣返しにその辺りは盗みたかったがな。
[メイン2]
キャロル :
「……支部長側に何かあるかも知れないしな。奴は"たち"と言っていた、あの組織は連携など余程がなければ出来ん……」
ここで1人撤退したと言え、残り動いているらしいメンバーは同じく首を縦に振れるのか。
……そんなことは、よく知っているとも
[メイン2] キャロル : エアリアルに対して、低く呟く
[メイン2] エアリアル : 「ですね…もしかしたらキルザエルさん達も誰かにあっているかも…」
[メイン2] エアリアル : 「場所は分かったから、皆に直接伝えに行きましょう」
[メイン2] エアリアル : 二人は、仲間の元へ歩を進める…
[メイン2] エアリアル :
[メイン2] エアリアル :
[メイン2]
エアリアル :
トゥエンティ
●感謝/分からない
本当にありがとうございます……貴方から貰ったこの情報、無駄にはしません
[メイン2] エアリアル :
[メイン2] エアリアル :
[メイン2] キャロル :
[メイン2] キャロル : middle?『Ⅱ side crossethion』登場:任意
[メイン2] キャロル : 1d10 (1D10) > 1
[メイン2] キルザエル : 1d10 (1D10) > 3
[メイン2] キャロル :
[メイン2] キャロル :
[メイン2] キャロル : ビルの屋上。UGNが保有している施設の一つで、廃工場がちょうど見下ろせるような場
[メイン2]
キャロル :
同行していたもう1人の少女を先に行かせて、1人単独行動と言うわけで。
風に煽られながら、金髪の少女は廃工場を見下ろしていて
[メイン2] キャロル : 選んだ理由としては高い方が何かと優位であると言うのと、単純に落ち着くと言うくだらない理由でしかない
[メイン2] キャロル : 「報告は確認したぞ」
[メイン2]
キャロル :
廃工場の方を見ながら、声を掛ける
どこでも無い場所に
[メイン2]
キルザエル :
あらゆる監視機器で観測不能となった存在が音もなく少女の隣に立つ
黒いスーツの男
[メイン2]
キルザエル :
「フン、このような結果を許すとは。
人手不足とはいえ監督不足が祟ったな」
[メイン2] キャロル : 「そうなるな」
[メイン2]
キルザエル :
実働は他の2人……いや、3人のエージェントがこなす。
この場から現場を俯瞰し、不審な動きに即座に対処する……ミスなく事件を終わらせるために最も重要な役割の者がこの場にいる。
[メイン2]
キルザエル :
キルザエル当人と、それが信任を置くエージェントである。
もっとも、何も無ければ暇を持て余すということでもある。
[メイン2] キャロル : つまり割と今暇をしているのである。
[メイン2] キルザエル : ごうごうと風が鳴る中スタイリッシュに立つ二人の人影だが、実は結構持て余してる。
[メイン2]
キャロル :
「…………」
しかも此方は進んで喋るタイプでもないのだ!
[メイン2]
キルザエル :
「……何も聞かないのか?
貴様は規律に厳しい側だと思っていたのだがな」
沈黙の中、ぽつりと口を開く
[メイン2] キャロル : 「……予想通りではあった、根拠は無いが……子供のわがままくらいは聞くだろう、ってな」
[メイン2] キャロル : 「それとは別で、実際にその通りになるとは驚いたが」
[メイン2]
キルザエル :
「予想出来るシチュエーションでは無かったな」
計算通りか、と不愉快そうに鼻を鳴らす
……何の誤解があればその場で出会ったUGNとFHが友情を深め、極限状況下で庇い合うというのか?
[メイン2]
キャロル :
「苦労してやがる」
どこか他人事みたいに話しかけて
[メイン2] キャロル : 「おっと、勘違いするな。万事計算通りなんてわけじゃあない」
[メイン2] キルザエル : 僅かに視線を向ける
[メイン2]
キャロル :
「お人好しだろ、お前。この事件の発端の時から何となくそんな気がしてな」
面子を守る話というのを、些か履き違えてはいるのだが
[メイン2]
キルザエル :
「その言葉を言われたのは……」
少し考える間があって
[メイン2]
キルザエル :
「二度目だな。丁度貴様と同じく、私のことを知ったような口を利いてきたものだ」
肯定も否定もせずに
[メイン2] キャロル : 「……そうか」
[メイン2] キャロル : 「ま、別にいいんじゃないか。厳しい中多少優しいくらいの方が人も着いてきやすいだろう」
[メイン2]
キルザエル :
「完璧な統率力さえあれば、優しさなど不要だ……
管理者としての実力不足を、情など不確かなもので補う気はない」
[メイン2] キャロル : 「否定はしないが美しくはないな」
[メイン2]
キャロル :
完全に統制の取れた集団こそ、組織の理想だろう
それこそ自分も欲しているもので、だからこそこの支部はある程度居心地もいいものでもあるのだが
[メイン2] キャロル : 「それに……実力が不足していても思いの力があれば何とかなるのがオレ達だろ」
[メイン2] キャロル : 我ながららしくない。とも思いつつ
[メイン2] キルザエル : 「貴様も貴様で甘さが見える。それは、もしや──」
[メイン2] キルザエル : キャロルに目を向ける
[メイン2]
キャロル :
「は?」
呆気なく、きょとんとした声で
[メイン2]
トゥエンティ :
─────あはっ。
ボクよりも美しい君達に、ボクからの贈り物さ。
[メイン2]
トゥエンティ :
キャロルの頭には─────それはそれはもう、可愛らしい
お花の髪飾りが、"いつのまにか"、ついていた。
[メイン2] トゥエンティ : よく似合うよ☆(ウインク)
[メイン2] キルザエル : 「──”それ”に関係しているのか。フン、お似合いだな」
[メイン2]
キャロル :
「あ、ん………ぁ」
数度髪を触って、漸く何かが髪についていることに気がつき
[メイン2]
キャロル :
それが軽い物ではあると判断して、だからこそ
いつ、気が付かせずにここまで……?と思案していたが
よく考えなくても取れてなかったので
[メイン2]
キャロル :
「なっ、あっ……」
羞恥と言うか、なんというか。
こんな事になっているのを知って、顔を赤ながら
[メイン2] キャロル : 「あのやろう!!!」
[メイン2]
キルザエル :
「気が付いても取らないのか」
くっく、と珍しく愉快そうにして
[メイン2]
キャロル :
「〜〜〜〜〜〜っ!!!黙れっ!」
[メイン2] キャロル : そのまま髪飾りを取って
[メイン2]
キャロル :
「似合うか!こんなもの!!」
そのままとっとと捨てようとして
[メイン2] キルザエル : 「貴様にそれを渡した者は、そうは思っていなかったようだがな」
[メイン2]
キルザエル :
「……両面、紆余曲折は踏まえたようだが。
事件の道はここに交わり、そして収束していく……その中で、貴様へ与えられた報酬だとでも思えばいい」
[メイン2]
キルザエル :
「そう、統制だけでは物事は成り立たないと言うのなら」
髪飾りに目を向け
[メイン2] キルザエル : 「そのような贈り物こそが、貴様の発言の正しさを証明し得るのだからな」
[メイン2]
キャロル :
「…………むぅ」
言ったことがそのまま帰ってきた。感情が大事なら相手を考慮してやれとでも言いたいのだろうか。
[メイン2]
キャロル :
「〜〜〜〜〜っ!!」
恥ずかしさとついでに言い返す言葉が出なくて、顔を紅潮させながら
捨てようとしたそれを手でしっかりと持ち直して
[メイン2]
キルザエル :
お人好しは何方か──
風を受けながら、悪くない心地を感じていた
[メイン2] キャロル : 「そんなわけないだろ」
[メイン2] キャロル : 魔女のような帽子を取り出して、深く被った後に
[メイン2]
キャロル :
同じ風を受けながら、何とも言えない何か感じつつ
[メイン2] キャロル : 数秒して、ため息を強く吐いて
[メイン2] キャロル : 「…………オレの分の報酬、そのまま一部ガキ達に行き渡るようにしてやれ」
[メイン2] キャロル : 「じゃあな」
[メイン2]
キャロル :
これ以上の言及は避けたいのか、とっとと1人で歩き出し
そのまま空間を広げて、穴に消える
[メイン2]
キルザエル :
それを見届け
返答をする暇も無かったが、問答をしたところで結果は同じになるのだから
[メイン2] キルザエル : 「構わないだろう」
[メイン2] キルザエル : 一時の交錯はこうして終わり、思い出のみを残して再び各々の運命は銃弾のように駆けていくのだ
[メイン2] キルザエル :
[メイン2]
キルザエル :